たかが世界の終り

上映中

字幕

PG12

DCP

上映期間: 3月下旬まで

上映時間: 1時間39分


(C)Shayne Laverdière, Sons of Manual

愛が終わることに比べたら、『たかが世界の終わり』なんて、、、

【グザビエ・ドラン監督とは】・・・2009年に『マイ・マザー』で監督・脚本としてデビュー。第62回カンヌ国際映画祭の監督週間にて上映される。2作目の『胸騒ぎの恋人』も第63回カンヌ国際映画祭のある視点部門で上映され、3作目『わたしはロランス』も第65回カンヌ国際映画祭ある視点部門で上映され、クィア・パルム(LGBTなどをテーマにした優れた作品に与えられる賞)を受賞。その後『トム・アット・ザ・ファーム』は第70回ヴェネツィア国際映画祭にて国際映画批評家連盟賞を受賞。続いて『Mommy/マミー』では第67回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞。そして第69回カンヌ国際映画祭にて本作『たかが世界の終わり』は遂にグランプリに輝いた。という、現在27歳、カナダ生まれの映画監督。

ルイは12年ぶりに帰郷する。「もうすぐ死ぬ」と家族に伝えるために。母は息子の大好きだった料理を用意し、幼い頃に別れた兄を覚えていない妹は慣れないオシャレをし、兄は素っ気ない態度をとり、兄の妻はルイとは初対面。
「おかえりなさい」。そこから始まる家族の会話。続く会話、会話、会話、、、「もうすぐ死ぬんだ」。言い出せないルイ。言い出せない言葉。受け入れられない心。オードブルにメイン。デザートの頃には打ち明けよう、、、ある家族の1日の物語。

ドラン監督のもとで、一線を超えた演技を繰り広げるのは、『サンローラン』のギャスパー・ウリエル×『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』のマリオン・コティヤール×『ブラック・スワン』のヴァンサン・カッセル×『アデル、ブルーは熱い色』のレア・セドゥ×『わたしはロランス』のナタリー・バイという、超豪華キャスト。

本作はジャン=リュック・ラガルスの戯曲『Juste la fin du monde』が原作となっており、ドラン監督デビュー作『マイ・マザー』を完成して間もない頃に母親役を演じたアンヌ・ドルヴァルから絶対に読むべきだと渡されていたものだという。が、当時のドラン監督はその戯曲に興味をそそられず、、、それどころか反感すら覚えたと語っている。それから4年後、『Mommy/マミー』撮影直後に、あることがきっかけで戯曲『Juste la fin du monde』を思い出し、読み返したドラン監督は、6ページ目あたりで、これこそが僕の次の映画だと決めていたという。そのことについてドラン監督は「大人になって、やっとラガルスが描く登場人物の言葉、感情、沈黙、ためらい、不安、リアルな欠点を理解することが出来るようになったんだ。時間が必要なこともあるんだ」と語る。しかし、そんなドラン監督とは対照的に、周囲の人達は「ラガルスらしさを残しつつ、映画として成立させるのは難しい」と疑問を呈した。だが、ドラン監督は全く臆することなく「観客が【戯曲を感じる】ことは、僕にとって少しも問題じゃなかった」と言う。

これまでのドラン監督作品とは、明らかに別次元の本作。セリフがほとんどない主人公が魅せる『たかが世界の終わり』を是非、2017年の今、この時代に、劇場にてご鑑賞くださいませ。

「人は誰しも、愛されたいのです。分かり合うのは難しいけど、いつかきっと届くはずです」
―グザヴェ・ドラン


映画名

たかが世界の終り

上映期間

3月下旬まで

上映時間

1時間39分

公式サイト

http://gaga.ne.jp/sekainoowari-xdolan/

配給

ギャガ

製作年・製作国

2016年/カナダ・フランス