上映期間: 6月上旬まで(予定)
上映時間: 1時間52分

病気の父親の介護、仕事、子育て、新たな恋
懸命に生きようとする女性の物語
サンドラ(レア・セドゥ)は、夫を亡くした後、通訳の仕事に就きながら8歳の娘リン(カミーユ・ルバン・マルタン)を育てるシングルマザー。
仕事の合間を縫って、病を患う年老いた父ゲオルグ(パスカル・グレゴリー)の見舞いも欠かさない。
しかし、かつて教師だった父の記憶は無情にも徐々に失われ、自分のことさえも分からなくなっていく。
彼女と家族は、父の世話に日々奮闘するが、愛する父の変わりゆく姿を目の当たりにし、サンドラは無力感を覚えていくのだった。
そんな中、旧友のクレマン(メルヴィル・プポー)と偶然再会。
知的で優しいクレマンと過ごすうち、二人は恋に落ちていくが・・・。


書きました
彼女に新しい光を
当ててみたかったから
監督:ミア・ハンセン=ラブ


ミア・ハンセン=ラブ監督の最新作
世界的な人気を誇る俳優レア・セドゥが新境地を開拓!
第66回ベルリン国際映画祭で銀熊(監督)賞を受賞し、今やフランス映画界を代表する存在となったミア・ハンセン=ラブ監督の8作目。
自身の経験をもとに“悲しみ”と“喜び”、正反対の状況に直面する一人の女性の心の機微を繊細に描き、“人生讃歌”とも言える上質なヒューマンドラマに仕上げた。

中でも光るのが主人公サンドラを演じるレア・セドゥの存在感。
彼女の起用について、「人間味のある人物としてカメラで捉えたかった」と監督が語る通り、複雑な心境を見事に表現し、第75回カンヌ国際映画祭にてヨーロッパ・シネマ・レーベルを受賞した。
エリック・ロメール監督作品を思わせる陽光や草木の緑など、35ミリフィルムで撮影された温かみのある色彩にも注目。
泣きたくなることもあるけれど、
喜びや悲しみと共に
人生はこれからも続く―
- 映画名
それでも私は生きていく
- 上映期間
6月上旬まで(予定)
- 上映時間
1時間52分
- 配給
アンプラグド
- 製作年/製作国
2022年/フランス・イギリス・ドイツ合作
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