上映期間: 1月下旬まで(予定)
上映時間: 2時間05分
麻薬と殺人が日常と化した治安最悪な国境近くの町にある小学校。
ENLACE(公立・私立ともに3,4,5,6,9,12年生の全生徒が受験する数学・科学・国語の国家試験)の成績は全国最下位で、6年生の半分以上は卒業が危ぶまれる、学力国内最底辺の学校だ。
子供たちは常に犯罪と隣り合わせの環境で育ち、教育設備は不足し、意欲のない教員ばかり。
そんな学校に、マタモロス出身のフアレスが、担任が出産で学校を辞めた小6のクラスの穴埋めを引き受け、赴任してきた。
生徒たちが教室に入ると、机と椅子は脇に積まれ、フアレスが床の真ん中に座って待ち構えていた。
「早く来てくれ、急ぐんだ」恐る恐る近寄ってきた生徒たちに、フアレスは、「これは救命ボートだ、どのボートも乗れる人数は同じ、乗れない人は溺れる、君たちは23人でボートは6つ、さあどうする?」と言う。
最初は訝しむ生徒たちだったが、次第に生徒たちは協力しながら真剣に考え始めた。
「あんな授業初めて。あんな先生も」初めて体験した授業に戸惑いながら帰宅する生徒たち。
その後もユニークで型破りな授業は続く。
やがて子供たちは探求する喜びを知り、クラス全体の成績は飛躍的に上昇していく。
フアレスの授業も生徒たちも順調かに思えたが、思わぬ悲劇が彼らを襲う……。
果たして、フアレス、そして生徒たちの運命はー
治安最悪な国境の町の小学校で起きた奇跡の実話を映画化!
アメリカとの国境近くにあるマタモロスの小学校で2011年に起きた実話を描いた本作。
本国で300万人を動員し、2023年No.1の大ヒットを記録!
更にアメリカでも限定公開かつスペイン語作品にも関わらず初週5位の快挙をとげ、絶賛の嵐は北米まで広がった。
そして、サンダンス映画祭 映画祭観客賞(フェスティバル・フェイバリット賞)をはじめ、各国の観客賞を受賞!
ひとりの教師と子どもたちが起こした奇跡に、世界中が驚き感動した-。
『コーダ あいのうた』に続いての教師役ながら、新たな魅力を発揮し好演したエウヘニオ・デルベスにも注目!
メガホンを取ったのは、クリストファー・ザラ監督。
2007年の長編デビュー作『Blood of My Blood』でサンダンス映画祭審査員大賞を受賞し、2009年のインディペンデント・スピリット賞で最優秀脚本賞と新人作品賞にノミネートされ、その後は2008年から2010年までTVシリーズ「LAW & ORDER」、「LAW & ORDER: SVU」、「LAW & ORDER: Criminal Intent」を手掛け、2015年にはロブ・ロウ、パス・ベガ、キャンディス・バーゲン出演のテレビ映画「Beautiful & Twisted」を監督。
長編2作目となった本作はメキシコで年間No.1の大ヒットを記録し、サンダンス映画祭で映画祭観客賞(フェスティバル・ファイバリット賞)受賞を皮切りに、メキシコ映画ジャーナリスト賞最優秀脚本賞、マラガ・スパニッシュ映画祭作品賞、ハートランド国際映画祭長編映画賞、ミルバレー映画祭観客賞など数多くの賞に輝いた。
プロデューサーのベン・オデルがWIRED誌のセルヒオ・フアレス・コレアの記事をクリストファー・ザラ監督に持ちかけたこときっかけに本作は動きだした。
机も椅子も教科書もいらない! 必要なのは“自分の頭で考える”こと!
未来を望むことさえしなかった子供たちが、可能性や夢に出会い、瞳がきらきら輝きだす光景に、心打たれる奇跡の感動作が誕生。
武蔵野館のスクリーンで、彼らの奇跡の姿を是非ご覧くださいませ。
- 映画名
型破りな教室
- 上映期間
1月下旬まで(予定)
- 上映時間
2時間05分
- 配給
アットエンタテインメント
- 製作年/製作国
2023年/メキシコ
- 関連ニュース