上映期間: 6月下旬まで(予定)
上映時間: 1時間33分
数々の映画祭を席巻した鈴木竜也監督、満を持しての劇場長編デビュー
仙台の団地でひっそりと暮らす、いじめられっ⼦の主⼈公。 やがて彼は、ある転校⽣との出会いから⽗親の背中を追ってアイドルを夢⾒るように。そこから図らずも成り上がっていく主⼈公の美しくも悲哀に満ちた⼈⽣が、⾼齢ドライバーや芸能界の闇、若年層の不詳の死、戦争など、今まさに我々が直⾯する数々の問題を背景に描かれていく。「本当の名前を呼ばれることの無かった男」が最後に直⾯する、誰も⾒たことのない景⾊とは。
今まさに我々を取り巻く数々の社会問題を背景に、
“誰にも本当の名前を呼ばれることの無かった男”の、
波乱に満ちた100年の生涯を描く、完全オリジナルストーリー
『MAHOROBA(21)』ではブラック企業を脱走した男が無人島やパンデミックをサバイブする物語、続く『無法の愛(22)』でははみ出し者の男女の関係を軸に、現実社会で起きた無差別刺傷事件にも焦点を当てるなど、一貫して“不条理な世の中に生きる者たちの生き様” をシニカルなタッチで描いてきた鈴木監督。
『無名の人生』は、東北の団地にひっそりと暮らすいじめられっ子の孤独な少年が、ある転校生と出会い、かつての父親の背中を追ってアイドルを目指すところから始まる物語。生まれてから死ぬまでに蔑称や源氏名など、いくつもの呼称で呼ばれた主人公の波乱に満ちた100年の生涯を、高齢ドライバーや芸能界の闇、若年層の不詳の死、戦争など、今まさに我々が直面する数々のセンセーショナルな社会問題を背景に全10章で描き切る。そして、章ごとにタッチも色彩も変化し、観る者を飽きさせない変幻自在なアニメーションの果てに待つ、前代未聞の衝撃的なラストとは…。
制作期間7年半、総作画枚数4万枚超で国内外を席巻した岩井澤健治監督作『音楽』(19)、世界の映画賞で称賛されたストップモ ーションアニメ『JUNK HEAD』(21) のヒットが記憶に新しい、日本の個人制作の長編アニメーション市場。今回 、岩井澤監督が『無名の人生』のプロデュースに自ら名乗りを上げ、劇場用の仕上げから宣伝体制におけるまで完全バックアップ。アニメ業界にもたらされるさらなる多様性を予感させる。
主演は“聴く者を圧倒する孤高のラッパー”=ACE COOL
今回、監督たっての希望で主人公の声を務めたのは、ラッパーのACE COOL。2024年5月に2ndアルバム『明暗』をリリースし、多くの反響を呼び、今年3月には渋谷WWW Xでワンマンを開催。その卓越したスキルで抒情的・哲学的なラップを放ち、聴く者を魅了している、唯一無二のラッパー。今作では、少ない台詞数ながらもカリスマ的な存在感を放ち、同時に主人公の心の揺らぎと悲哀を繊細に表現している。更に田中偉登、宇野祥平、猫背椿、鄭玲美、鎌滝恵利、西野諒太郎(シンクロニシティ)、中島歩、毎熊克哉、大橋未歩、津田寛治ら、監督の孤高の映画作りと、唯一無二の作風に共鳴したキャストが集結!
武蔵野館史上初!
監督自らがディスプレイをデザイン!
監督、原案、作画監督、美術監督、撮影監督、色彩設計、キャラクターデザイン、音楽、編集、そして武蔵野館ディスプレイデザイン!
- 映画名
無名の人生
- 上映期間
6月下旬まで(予定)
- 上映時間
1時間33分
- 公式サイト
- 配給
ロックンロール・マウンテン
- 製作年/製作国
2024年/日本