上映期間: 6月下旬まで(予定)
上映時間: 1時間35分
“痛み”と“後悔”を背負い続けた、ある教師の少年時代の記憶を辿る感涙作
僕は、どうでもいい存在ー
高校教師のチェンが勤める学校で自殺をほのめかす遺書が見つかる。私はどうでもいい存在だ――幼少期の日記に綴られた言葉と同じだった。彼は遺書を書いた生徒を捜索するうちに、閉じていた日記をめくりながら自身の幼少期の辛い記憶をよみがえらせていく。
それは、弁護士で厳格な父のもとで育った兄弟の記憶だ。勉強もピアノも何ひとつできない兄と優秀な弟。親の期待に応える弟とは違い、出来の悪い兄は家ではいつも叱られていた。しつけという体罰を受ける兄は、家族から疎外感を感じ…。
第60回金馬奨(中華版アカデミー賞)
観客賞&最優秀新人監督賞を受賞!!
“痛み”と“後悔”を背負い続けた、ある教師の少年時代の記憶を辿る本作は、ニック・チェクの監督デビュー作だ。苛烈な競争社会において子供が受けるプレッシャーや家庭内暴力など社会問題に切り込み、痛切な苦しみを繊細に描いた感涙ドラマを生み出した。
巧みな脚本と構成が高く評価され、第60回金馬奨で観客賞と最優秀新人監督賞を、第17回アジア・フィルム・アワードでは最優秀新人監督賞を受賞。第36回東京国際映画祭の上映時、多くの観客から「今年のベスト」「涙が止まらない」と称賛の声があがったのは言うまでもない。忘れられぬ“痛み”が紐解かれ、“後悔”が明らかになるとき、誰もが心を震わせるだろう。
永遠に心に刻まれる傑作
━━Faye From London
何度も心を打ち砕く、繊細で小さな宝石
━━South China Morning Post
生涯忘れられない少年時代の追憶に心揺さぶられる。
是非、新宿武蔵野館で体感して下さい!