上映時間: 1時間59分
映画史に刻まれた“不条理の悪夢”が4Kで甦る
ある朝、会社員ヨーゼフ・Kは、自室に現れた男たちから、理由も告げられぬまま逮捕を宣告される。
自分が何の罪に問われているのかも分からないまま、彼は奇妙で不可解な裁判制度の世界へと足を踏み入れていく。
法廷、弁護士、看護師、画家、司祭──
彼の前に現れる人々は助けになるようでいて、かえって迷宮を深めていく。
1962年に発表した長編作品。
身に覚えのない罪で逮捕を告げられた男ヨーゼフ・Kが、正体の見えない裁判と法の迷宮へと巻き込まれていく姿を、悪夢のような映像世界で描き出す。
ウェルズ自身が「私がこれまでに作った中で最高の作品」と語ったことでも知られ、映画史、文学、モダニズム、不条理の表現をめぐる重要作として、現在も高く評価されている。
原作は、20世紀文学を代表する作家フランツ・カフカの未完の長編小説『審判』。1925年に刊行された本作の主人公は、会社員ヨーゼフ・K。ある朝、理由も告げられないまま突然「逮捕」を告げられた彼は、無実を証明しようとするほど、正体の見えない巨大な裁判機構の迷宮へと入り込んでいく。
理不尽な制度や、出口の見えない不条理な状況を指す「カフカ的(Kafkaesque)」という言葉を象徴する、この20世紀文学を代表する悪夢を映画化したのが、オーソン・ウェルズだった。
今回の4Kレストアは、STUDIOCANALとシネマテーク・フランセーズによって実施。
オリジナル35mmネガをもとに、L’Image Retrouvéeにて4Kで映像・音声の修復が行われた。
ウェルズならではの陰影に満ちたモノクロームの映像美、迷宮のような空間設計、カフカ的世界の不穏な質感が、鮮やかに新宿武蔵野館で甦る!
- 映画名
審判 4K レストア版
- 上映時間
1時間59分
- 配給
グッチーズ・フリースクール
- 製作年/製作国
1962年/フランス / ・イタリア ・ 西ドイツ