あんのこと

上映中

DCP

PG12(小学生以下には助言・指導が必要です。)

上映期間: 8月上旬まで(予定)

上映時間: 1時間53分


©2023『あんのこと』製作委員会

はじめて、
生きようと、思った。

21歳の香川杏(河合優実)は、ホステスの母、足の不自由な祖母と、東京・赤羽の団地で暮らしている。
杏は幼い頃から酔った母親に暴力を振るわれ、小学4年生時より不登校となり、十代半ばから売春を強いられるなど過酷な人生を送ってきた。

©2023『あんのこと』製作委員会

©2023『あんのこと』製作委員会

救済しようとする刑事 × 社会が見落とした少女 × 正義感と友情に揺れる記者

ある日、覚醒剤使用容疑で取り調べを受けた杏は、多々羅(佐藤二朗)という妙な人懐こさを感じさせる刑事と出会う。
多々羅は杏に薬物更生者の自助グループを紹介し、なんの見返りも求めず就職を支援する。
大人を信用したことのない杏だったが、ありのままを受け入れてくれる多々羅に、次第に心を開いていく。

一方、週刊誌記者の桐野(稲垣吾郎)は、「多々羅が薬物更生者の自助グループを私物化し、参加者の女性に関係を強いている」というリークを得て、慎重に取材を進めていた-。

©2023『あんのこと』製作委員会

©2023『あんのこと』製作委員会

ちょうどその頃、新型コロナウイルスが出現。
突然のコロナ禍で杏は、やっと手にした居場所や人とのつながりをあっという間に失ってしまう。
行く手を閉ざされ、孤立して苦しむ杏。
そんなある朝、身を寄せていたシェルターの隣人から思いがけない頼みごとをされる──。

©2023『あんのこと』製作委員会

©2023『あんのこと』製作委員会

2020年の日本で現実に起きた事件をモチーフに、『映画ネメシス 黄金螺旋の謎』、『AI 崩壊』、『22年目の告白-私が殺人犯です-』などエンタテイメント作品で成功を収める傍ら、『SRサイタマノラッパー』、『ビジランテ』、『ギャングース』で現代社会の問題にスポットライトを当ててきた入江悠監督が映像化。

底辺から抜け出そうともがく主人公・杏を演じたのは、2021年出演『サマーフィルムにのって』『由宇子の天秤』での演技が高く評価され、数多の映画賞に輝いた河合優実。2022年には『愛なのに』、『女子高生に殺されたい』、『PLAN 75』をはじめ計8本もの映画に出演し、TBS「不適切にもほどがある!」での熱演も話題となった最注目俳優だ。

また、杏に更正の道を開こうとするベテラン刑事には、佐藤二朗。2人を取材するジャーナリストに稲垣吾郎と、実力派が脇を固めた。
さらに制作陣には、第75回カンヌ国際映画祭で「カメラドール特別表彰」を受賞した話題作『PLAN 75』(早川千絵監督)のスタッフたちが集結。

©2023『あんのこと』製作委員会

彼女は、きっと、あなたのそばにいる。

「少女の壮絶な人生を綴った新聞記事」を基に描かれた本作は、杏という女性を通し、この社会の歪みを容赦なく突きつける。
生きようとする彼女の意志、そして、彼女の目に映る美しい瞬間も描き出す。

現代社会の歪み、生の美しさを描く衝撃の人間ドラマ『あんのこと』
いよいよ武蔵野館にて公開。


映画名

あんのこと

上映期間

8月上旬まで(予定)

上映時間

1時間53分

公式サイト

annokoto.jp

配給

キノフィルムズ

製作年/製作国

2024年/日本

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