上映期間: 4月上旬まで(予定)
上映時間: 1時間53分
©2026 WBEI
死の⾕で、夢を⾒た
1960年代末、ロサンゼルス。学⽣集会での虚しい議論に嫌気が差したマークは、拳銃を⼿に学内で弾圧⾏為に及ぶ警官隊にひとり⽴ち向かう。だが発砲のチャンスを逸して逃⾛、⾶⾏場でセスナを奪い⼤空に⾶び⽴った。⼀⽅、L.A.の不動産会社で秘書として働くダリアは、会議に参加するため⾞で広⼤な砂漠を横断していた。偶然出逢ったふたりは不⽑の地、「死の⾕」にある〈ザブリスキー・ポイント〉に辿り着く。ふたりがそこで視たものとは⼀体……。
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★思考と感覚を揺さぶる快楽的映画体験
―Guardian
★⼤胆かつ絢爛たるフィクションとドキュメンタリーの融合
―The New Yorker
★壮⼤で美しい終末のフィナーレは、まさに圧倒的だ
―Chicago Reader
★過⼩評価されてきた傑作
―Little White Lies
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巨匠アントニオーニが大国アメリカの過去と現在を幻視した壮大な黙示録
フェリーニ、ヴィスコンティと並ぶイタリアの巨匠ミケランジェロ・アントニオーニは、『夜』(1961)でベルリン映画祭・金熊賞、『赤い砂漠』(1964)でヴェネツィア映画祭・金獅子賞、『欲望』(1966)でカンヌ映画祭・パルムドールを受賞。1960年代、世界三大映画祭のすべての最高賞を獲得し、文字通り映画界の頂点に立った。このイタリアの巨匠がアメリカのメジャー・スタジMGMから潤沢な予算を得て、全世界注視の下に完成させた超大作が『砂丘』(1970)だ。
アメリカの、現在まで続く政治的混乱と自由の名のもとに発展する資本優位の消費社会をクールな視点で描いたこの作品は、初公開時、アメリカでは不当な低評価に終わった。だが近年、そのアメリカのとらえ方は、鮮烈極まりない色彩感覚とスケール感あふれるスペクタクル的な側面も合わせ、世界的に評価が高まっている。
時間が静止したかのように広がる砂漠の風景、大量生産/大量消費を煽る広告と看板の氾濫、そしてそれら全てを一気に破壊する映画史上空前の大爆発―『砂丘』は、今や忘れられたイタリアの巨匠がアメリカの過去と現在を幻視した壮大な黙示録であり、後の『パリ、テキサス』(1984)にも連なる
〈異邦人が視たアメリカ〉の先駆けとなった野心作であり、重要作だ。
■特報
- 映画名
砂丘
- 上映期間
4月上旬まで(予定)
- 上映時間
1時間53分
- 配給
コピアポア・フィルム
- 製作年/製作国
1970年/アメリカ